想いが通じ合ってからの、恭司と綾は時間さえあれば一緒に時を過ごした。 そんな二人に康則と大輔は目を見合わせては、笑っていた。 「もう、なんかやってらんねぇって感じだよ。静にみせてやりたいね」 出産まで入院生活を言い渡されてしまった静は、ベッドの上で康則の話を楽しそうに聞いている。 「百合ちゃんも今では大輔ぞっこんみたいなオーラを出していて、メテオにいると俺が寂しくなる」 「まぁ、いいじゃない。みんな収まるところに収まった感じで」 「そうだな。それに圭吾のおやじ、退院決まったぞ」