今日は二時過ぎまでアパートで寝ていたし、明日もここに来る以外の予定はない。

それどころか、今の百合にはこの場所に来れば恭司に会えるし、大輔もいるのだ。

最近、大輔に距離を置かれているのでは、と感じ始めていた百合にとって、自分が大好きな恭司と、自分を大好きで居続けていてほしいと思う大輔が居るこのメテオが、一番魅力的な場所である。

目障りな綾が一日だけこの場に来ることは不愉快だが、自分は一週間のうちに六日も来てもいいのだ。