「なんだか嬉しそうだね。いいことでもあった?」


背後からの声に百合が驚き振り返ると、康則が笑っていた。


「あ、えっと無事にライヴが終わって良かったですよね」

「ああ、本当に。百合ちゃんもありがとうね。疲れただろう、昼も夜も仕事じゃな」

「大丈夫ですよ」