「合コン?
私はパスだよ」




私、若林萌。


世の中で一番嫌いな事、それは合コン。






「行こうよ、いいメンツ集めるから〜」



親友の山田有紀は大の男好き。

月に一度この合コン嫌いの私を

こりずに合コンに誘ってくる。





「私は合コンとか、

嫌いなの。チャラチャラしたムードも

チャラチャラした男も嫌いなの!」




ポッキーゲームだとか王様ゲームだとか

馬鹿みたい。

なんで好きでもない男に馴れ馴れしく

扱われなきゃいけないのって感じよ。







「萌、



優斗の事まだ…」







忘れる訳ないじゃん。





「私はずっと優ちゃんといるの」





それが優ちゃんも、私も

あの子も幸せになる方法なんだよ。