シロを見た。 茶色いふわふわの髪の毛 白い肌 澄んだ瞳 蒼太そっくりの、シロの姿を。 ――『幽霊でも幻でもいい。蒼太に…会えるなら』―― 「……シロ」 私は、最低の人間だ。 人の痛みをわからずに。 傷つけて、傷つけて。 だから、だから――― 「蒼太の代わりとして、ずっと私の側にいて」