「きゃっ?!」 つまずいて、コンクリートの地面に膝をついた。 「―――…ッ」 止まってなんていられない。 この足が折れたって、走る。 ねえ、待ってて?シロ。 私、あなたに伝えなきゃならないこと、たくさんあるんだよ? 待ってて、今、行くから―――… 「―――ッシロ!!」 公園に着くと、電話ボックスの中にもうシロはいなかった。 シロを探して公園を見回す。 そのとき―――――― 「ナ…オ…?」 消え入りそうなほど小さい声。 でも私の耳はその声を逃さなかった。