「なに…言ってるの?」

「ごめんね…ナオ…」

「ねえ、嘘でしょ?一緒に見ようよ!花!!」



サラサラと、青空に溶け込むように消えていくシロの身体。


行かせまいと、シロに抱きついた。



「やだ、やだ、やだ!!行かないで!行かないでシロ!!」




待って、



まだ、まだ私は、あなたに伝えてない。










私は、あなたが――――――……