「優也くんの意識…ッ戻りました!!」 看護師さんの叫びに似た声。 その言葉を聞いたとたん――― 私も、涙を流していた。 優也… 優也……! よかった……! 「…よかったね、ナオ」 その声に、振り向く。 ロビーの自動ドアの前に、シロは立っていた。