ああ――――



茜さんも、蒼太のこと、大好きだったんだね。



二年経った今でも、泣けちゃうくらいに―――




愛してたんだね――――




「蒼太……ッそうたぁぁっ!」




茜さんの叫びは、夕日で赤く照らされた墓地に寂しく響き渡った。




「蒼太…ッ会いたい…会いたいよぉッ…!」



崩れ落ちる茜さん。


とっさにそんな茜さんを支えた。




でも――――





「…ッ会いたい…ですよね…


私も…私も…蒼太に会いたいです…


会って…もう一度だけ…




『大好き』って…伝えたいです…!」