「やっぱりうちは慎之介くんがタイプだな~」
そういうのは私の親友、神山メイ
「どこがいいんだか……」
私がそう呟くと
「あんたはなんもわかってないな~」
わかってないのはどっちだよと心の中で突っ込む私。
そんな私は高校1年生の小林ユイ。
今はお昼休み。
廊下を歩きながら学校で人気の男の子の話題を話していた
名前は確か…
「中島慎之介と山下拓と平島文也だっけ?」
「そうそう!
やっぱり慎之介くんやんなー」
メイはその中の慎之介って言う子が好きらしい。
「あ!!見て!」
メイが大きな声を出して指を指した先には
「うわ、でた」
さっき言っていた男の子達がいた
「キャ~~~!
見て見て!慎之介くん!」
ほほを赤らめて言うメイ
そんなメイに私は
「はいはい。」
と呆れ口調で言った。