ガラガラっ

「おはようございます!」

っとあいさつとともに先生が入ってきた。
男の先生。
「てんにゅうせい紹介するぞ!」
ガラガラ

「吉本光星くんだみんな仲良くしてあげるように!」

「吉本光星…?」

わたしがつぶやいた。それに反応したリコがきいてきた。
「どうしたの?」
私はなんか聞いたことある名前だなぁーとしばらく考えた。
  
やっぱり答えは出てこない。

吉本光星は先生の指示で私の前の席に座った。
私ががんみしているせいか、少し引いているようだった。

キーンコーンカーンコーン

放課後を知らせるチャイムがなった。
「リコ帰ろっ♪」

「うん」
「未来!俺も!!」
っと優も入った。
「3人で帰ろ!」

私たちが一番最後に教室を出た。

やっぱりどんな会話をしてても吉本光星が気になって全く話が頭に入らない。

「はぁ~」
私はため息をついた。
「どうしたん?」
優が優しくたずねてくる。
「ううん…何にもないよっ!」
「ならいいけどぉー」



そんな話をしているうちに、いつも帰り道によるカフェについた。

リコとはしょっちゅう来るけど優とはあんまりない。

「いらっしゃっませ。」

外見は木造立てで山小屋っぽいけどなかにはいるとガラッと変わって白でいかにも清潔そうな店だ。

「すみませーん!」

リコが店員を呼ぶ。
「アイスコーヒーとバナナシェイクとココアください」

「かしこまりました!」

店員はそういうと厨房に向かっていった。