『いた‥、どうみてもこいつは人を殺すようなやつではないと思うのだが‥』


工藤遼東は拾って下さいというダンボールを見つけ大事そうに抱えていた


「う‥みつけたの?」


『あぁ、多分あいつだろう‥今なら消せるだろうな‥変わるぞ』



周りには誰もいなく、消すのにもってこいのタイミングだ



「‥ふぅ、とにかく話すしかないよね」


深く深呼吸をして工藤遼東のところへ向かった


「あの!」


「「あ!狐涙ちゃん??またあったね~、見くださいよネコ捨てていたんですよ!」」


とダンボールに入ったネコをみせる



「かわいいー‥、あの、聞きたいことがあるんですけど同じ学校だった梨花の死の真相が聞きたいんです」


「「なんで‥知ってるんですか?」」


最初はちょっと動揺していたけど、私の真剣な顔を見て言い始めた