「ふぅ、息がつまりそうだった!ありがとうございます」


「「いえいえ、ですがお幸の言うとおりですよ!もう入らないことです」」


「お母さまも‥わかっています!」

「「ならいいのです、狐涙姫?その手に持っているのはなんです?」」


「あ!お母さまのために摘んできました!!」


ちょっとしおれたお花を渡すと予想していたより満面の笑みを浮かべて微笑んだ


「これは何というお花ですか?」


「「これは私もみたことがない花ですねー、今度調べておきます」」


「お母さまにもわからないことがあるのですね?」

「「えぇ、私が狐涙姫くらいの頃いつも勉強したものです」」


「勉強‥」


「「狐涙姫も頑張るのですよ」」


「わかりました、‥もう眠くなりましたので部屋へ戻ります」


「「もう寝る時間ですね!おやすみなさい」」


「おやすみなさい、お母さま」


そして私は部屋へ戻り眠りについた