あたしは、結局逃げた。
でも、あのまま先輩といたら、
先輩が好きって気持ちが、
溢れそうになったから。

*・゜゚・*:.。..。.:*・''・*:.。. .。.:*・゜゚・*

勇太くんは、ベンチに座っていた。

『勇太くんっ…
ホント、ごめんね??』

「ううん。大丈夫?
あれ、誰?なんかされなかった?」

やっぱり、勇太くんは優しい。

『同じ学校の先輩。
なんでもなかったよ?』

本当のことを言ったら、
勇太くんは、悲しむ。

勇太くんは、悲しませちゃだめだ。

もっと、勇太くんを笑顔にしなきゃ!