あの日から何日が経っただろう


あの日から何人が退学になっただろう


あの日からあいつは何人を恐怖のどん底に陥れたんだろう


あの日からーーーー…

「…か……」

一体どれだけのーーー…

「ーー鷹っ」

「…っ!あ、悪い」

「もう。ヤってる時に何考えてるの」

「いや、色々思うことがあって、さっ」

「ァっ…!何、急にっ…激しっ…!」


そうだ

俺たちにとって“あの日”は本当に重要な日で

微かに回り始めていただけの歯車が、一気に速度を上げて勢いよく回り始めた日で

「鷹っ、僕もう…ィクっ!!」

「…っあんま撒き散らすなよ。今日は家じゃねーんだから」

「わかっ…ひゃうっ!!」

勢いよく飛び散ったそれは、辺りの机を汚して行く

「お前なぁ…俺の言ったこと聞いてたか」

「ごめん…でも、やっぱ無理だったや…」

「はぁー…ここ次化学の実験で使う奴が居るんだよな」

「そうだね」

「まぁいいや。片付ける前に俺もイかせろ」

そう言って再び腰の速度を早める

俺の下で喘ぐ叶斗には、もう昔の綺麗な部分は残って居ない様な気がした

こんな風に変えてしまったのはきっとアイツの影響だけじゃなくて

いや

多分俺の影響の方が大きいだろう