あの日から叶斗のあの顔が忘れられない

俺の頭の中にずっと浮かんでくる



支配欲に塗れた
歪んだ形の愛


それを最初に持っていたのは恐らく貢で

そしてーーー…

(その愛から得られる快楽を求めているのは叶斗で…)


俺は


「そんな快楽を求めている人物を求めている、って訳か」



そのあまりにも歪な関係を口に出してみる




三つの歯車は、まだ回りだしたばかりだ