「僕は気に入ったものは大事にするんだ」


といつも言う友人がいて、彼は愛用の靴や、ペン、自転車が傷つかないよう、どれにもびっしりと包帯を巻きつけていた。


ある日、彼に恋人ができて、この前紹介された。


全身に、びっしりと、包帯が巻きつけられていた。