ある日、顔を洗っていると、 ほっぺたの肉がぼとりと落ちた。 開いた穴から、見たことのない小さな蟲が、何匹も何匹も何匹も何匹も出てきた。 ふと口を開けると、中が暗く空っぽだった。 ああ、わたしは巣にされたのだ。