「ねえ見て。わたしダイエットに成功したの」


背後から、友達の声がした。しかし、ふりむいても、誰もいない。


「ほら、わたし、すごくやせたでしょう」


また声がした。




よく見ると、目の前で、何か糸のようなものがゆらめいていた。