永遠の幸せを

「敦は子供を産むのを反対したのに…本当は・・・」



「…そうだよ。春日井助教授は愛したお前を忘れたくなかった…助教授の選択が正しいとは言えないけど…お前と産まれる子を気にかけていた」




「…白血病の闘病は大人でも過酷だ…ママであるお前の支えがなかったら…新一人では越えられない…」




「兄貴…」



俺は潤子の琴線に触れた。


潤子は俺の腕の中に飛び込んで、泣きわめく。



「俺も叔父として医者として支える…だから・・・新の支えになってくれ」