俺は好きで滅ぼしたわけじゃない。


「そこでなんだけど私と手を組まない?あんたの派手っぷり。嫌いじゃないわ。今生きている残りの人間全員始末するの。」


それに黒い魂は世界を滅ぼすときにすべて解き放たれた。


だからもう俺は


人類史上最悪の人間ではない


「断る。」


「じゃああなたも始末の対象ね。」


そう言って杖を振りかざすと、


「残念だけどここでお別れみたいね。」


すると俺の体に薔薇の茎みたいのが巻き付いた。


ゔっ…!


痛すぎて言葉にならない。

ただ俺は一度死んだ男。


そう簡単には引き下がれない。