「私たちは外の世界に出たことないからあまり関係がないんだけどね。」


俺が滅ぼした世界は外の世界であって、ここはまた別の世界…



「そう言えば名前を聞いてなかったわね。何て言うの?」


「暁ですけど…」



「それは外の世界の名前ね。この世界では通じないから、今からあなたの名前はqね。」


「何でですか?」


「ここではアルファベットが名前になってたの。qがちょうど余ってたしね。」


そして俺はこの瞬間からqとして不思議なことに巻き込まれることとなる。


まるでそう定められていたかのように…