「あぁ・・・真田くんの事?」 「そうそう。」 私はチラッと自分の席の方を見た。 そうしたら王子様スマイルを振りまく、王子様が目に入った。 彼は真田 俊。 この学校の生徒会長で 頭脳明晰、運動神経抜群・・・ そしてあの、島田くんと肩を並べられるほどの美形君である。 なにもかも完璧なところから『王子様』という名がついた素晴らしき人物である。