「島田くん!?起きてたの?」
「うん。みんながうるさいから。」
「あぁ・・・。」
――――何がおこったの?
と、聞いてくる島田くんに「席替えするんだって。」と答えてあげた。
「ふ~ん。そうなんだ。で、木内さんは何が嫌なの?」
「えっと・・・。」
島田くんから離れるのがいやだ。なんて恥ずかしくて言えたもんじゃない。
「僕は木内さんと離れるの嫌だなぁ~。」
「!?」
いきなり島田くんが呟いた言葉にびっくりして顔を真っ赤にしているのはわたし。
島田くんの天然ブリにはホントにかないません。
「木内さんは?」

