パシン



右頬に痛みを感じた。



上を見上げると



「ルカ…」



『サイッテ―だね!心梨。見損なったよ!!純平くんに誤りなよ!』




「………」



『何とか言ったら…『そこまでにしといたら?』




有招くん…なに?心梨の肩を持つわけ?』




『アンタがそれいうのかよ』ボソッ




「いいの!いいの…ノン。ごめんね、ジュン。そういうことだから…」






私はそれだけ言うと教室を出た。