「笑菜!」

まさか…

急いでナースコールを押したが…

「9時27分…ご臨終だ…。」

響兄がつぶやいた。

笑菜!

嘘だろ?

僕は唖然とし、千咲は泣き崩れた。渡夢は泣き崩れた千咲を支えていた。

麗菜、崚稀、咲羅、流渡は頭にはてなを浮かべていた。

佐々木笑菜。享年22歳。

まだ22歳の僕と2歳の麗菜と崚稀を残して天国へ旅立った。