「あ、ねぇ、ここ乗ろうよ!」

とりあえず二人についていこうとすると、不意に七瀬が妙に弾んだ声で呼び止めた。


「んー?どれー?..あ、いいかもっ私も乗りたい!ねね、結城くんどう?」

「...俺は構わないが」

「あー、ジェットコースターの濡れるやつ?いいんじゃない?」