そんな自分をおさえつつ、そっと七瀬の首筋に唇を寄せる。 「っ、ぁ」 小さく声をあげて、痛みに耐えるような表情をする七瀬。 少ししてから、七瀬から離れる。 「...まだ鎖骨の痕も消えてないのに」 「いいだろう別に。俺のものだという印だ。」 不満げに唇を尖らせる七瀬。 「...じゃあ私のものっていう印もつけさせてよ」 「本音は?」 「私だけとか不公平。結城もこの痛さを味わうべき。」 にこ、と完璧なまでの笑顔を浮かべる七瀬に少し苦笑する。