腹黒ちゃんと無表情王子。Ⅱ




「...七瀬」

課題をはじめて数十分。

どうも落ち着かない。


「んー?」

俺と違い、集中しているような七瀬。


「...」

俺は黙って七瀬の首筋に触れる。