「じゃあ、和樹をよろしくな」




最後にこう言い残して去って行ったアイツの、お父さん。







なんか、あっちのペースに乗せられてた




結局断れなかったし………








『ののさ』



「へっ?………あっ、何?」




『さっき親父のこと イケメンって、思ってただろ』



ぬおっ、こいつまたエスパー力を発揮しやがった



『俺だけを見てて欲しいのに…………』



耳元で囁かれた。もう、こいつに言われても全然嬉しくないのに
なぜかドキドキする






………………………ナイナイナイ!!


変なこと考えるの辞めよ

















あっ!それよりお母さんに、契約の事聞かなきゃ








「ねえ、とうd…和、これから、私のお母さんにあってきてもいい?」






『ンフフ………いーですよ。俺も会ってみたいし』








お前も来いなんて言ってないけど!






まあいっか









そうして私たちは、お母さんに会いに行った