『実那。頼んだよー?』

 『了解っ』

お願い。神様。
どうか、漣斗に好きな人いませんように。
本当にお願いです。
着々と過ぎていく時間。
色々な答えが、頭をよぎる。
そしてとうとう、
その時がやってきた。

神様ああああああ。

 『実那っ、どう…だった?』

 『………。』

 『実那!』