「この子は夢の中で苦しかったり辛かったり悪いことをしたりすると魂が黒くなるんだ。表情やオーラで分かったりもする。」


「でも、対処法がないんじゃ…」


「確かに。今のところ魂を正常に保つのが精一杯なんだ。黒くなるだけじゃなく色んな色や形に変化するんだ。特に渚はね。」


魂にも色々あるのか…



「暁君、今日は色々あって疲れたろ。ゆっくり休んでいくといい。」



「はい。ありがとうございます。」


そう言うと先生は別の部屋へ行ってしまった…






その夜、寝ていたら突然胸が苦しくなった。


まるで何かに焼かれているように。