「で、用件は?」



「夢現病について教えてほしいんだ。調べてもなんも情報がなくてね。」



「教えてほしいって言われても…突然倒れてそのあとはもう夢の中で途中から現実とリンクしてでもそれも夢の中で…。起きたときには彼女がいて俺の寝言を理由にみんな殺されてて…。孤独で、これも夢なんじゃないかって…。もう、わけ分かんなくなって、それで…。」


気付いたときには涙が出ていた。


あのときは分かんなかったけど今なら言える。



これは現実だと。