「推測だが彼女が見ていた夢現病がうつってしまい、同じ夢を見ていた。夢に女の子は出てこなかったか?」



ということは姫様が渚…なのか…


「女の子は出てきましたが顔見ていないので…」



「そうか…。 じゃあもうこの子はようなしだな。」



…は?


先生なんて?



「いつか君がこの子を殺したくなるよ…」


先生は冷たい笑いを見せていた。



もう俺の知っている先生じゃない…



「さぁ…夢の続きを見てくるがいいよ。そろそろこの夢も終焉だ。」



くそっ…


何も出来なかった。


俺が渚を殺したくなる訳がない。



俺は渚を助ける。