「でもその服着てるってことは鍵をたくさん持ってるよね。んじゃあ牢やが開くか試してみてよ。」



ポケットにはまだ鍵が入っている。


「分かった。」


とりあえず俺はしらみ潰しに鍵で開くか試し続けた。



20本試したが開かない。


「もう無理なんじゃ…」


ガチャッ



「えっ!?」


周りの奴等もかなり驚いている。


自分が一番驚いている。



「よっしゃー!やっと姫様を助けに行ける!」


そう言ったのは斧を持っている。



「よかった…。」


と静かに涙ぐんでいる女性がひとり。



こうして俺ら4人は姫様を助けに行くことになった。