「…お前の机に菊の花が刺さった花瓶が置いてあったからだ」




あぁ、あれか



だからか




毎日私は片付けるが今日だけはそれが片付けてなかった




あぁ、それでか





「はぁ‥
まぁ、イジメられていますね私」



「何で早く先生に言わない」




「一般のイジメられている人達と同意見ですよ」



「‥怖いというのか?」



「そうですね」




私は笑った





「遅刻はイジメのせいで学校が行きたくなくなったからか?」



「違いますよ?

今日のはただの寝坊ですよ」




「皆に止めるよう言おう」




「大丈夫ですよ

安心して下さい


学校側にも迷惑を掛ける事はしませんから



では、失礼します」




私は丁寧に会釈をして職員室を出た