「雷君」




來也はこっちに来た




「乗っていかないかい?
送るよ」



「良いんスか?」



「良いよ、どうぞ」




來也は助手席に乗った




「案内してくれよ」



「はい」




私は車を発進させた




「雷君は何歳だい?」



「17です」



「へぇ、じゃあ学生だね」



「はい、カイさんは何歳なんスか?」



「俺は19だよ」




「やっぱり年上だと思いました」



「何でそう思ったの?」




「身長高いし、何か雰囲気が年上っぽそうだったので」




「そうかな?」



「はい

ぁ、此処っス」




一軒家だった