「知らないってどうすんだよ」



「ポストの所、見れば良いだろ」



「ぁ、そうか」




來也に続いて毅達もマンションに入った








「原口、原口…」



「ぁ、あった」



「何号室?」



「903」



「9階!?」



「すげっ」




來也はエレベーターに乗った



それを見た毅達は急いでエレベーターに乗った




「903、此処だな」




903号室の扉が目の前にある



毅はチャイムを鳴らした



でも、反応は無かった




「居ない…」



「おかしいよな」



「だよな」




毅はもう一回、チャイムを鳴らした




「…居ない…」



「どうする?」



「どうするって言ったって…」