「お前、何か悩んでんのか?」
「は!?
ぁ、すいません!
ぇ、何でですか?」
「見れば解る
俺の周りにはそういう奴多いからな」
「そう‥なんですか」
「あぁ」
「あの、先輩」
「何だ?」
「結婚ってどう思います?」
「結婚‥か
まぁ、座れ
立ったままじゃ辛いだろ」
「ぁ、はい」
私は近くの椅子に座った
「俺もお前も結婚出来る年だけど、まだ早いと俺は思う
と言って俺には関係ねぇけどな」
「やっぱりヤクザの息子だけって事で
ヤクザの娘と結婚しろとか言われるんですかね?
ヤクザじゃなく、お金持ちだったら、そういう事ありますよね
自分の好きな人と一緒になれないというもんですよね」

