「ふーん。大阪からきたの?」 (ゆっこちゃんが興味を もつなんてめずらしいなー。) 『そやで!』 「学年は?」 『二年生や。』 「クラスは?」 『まだ知らんなー』 それからもゆっこちゃんの 質問責めは20分続いた。 『んー、質問責めにされたら 疲れてもーたわ』 伸びをしながら 木山くんはそう言った。