もうすぐ…入学式から1週間がたつかな…

だんだん高校の雰囲気に馴れてきた…

美琴とは、呼び捨てで呼びあう程仲良くなった

「綾音〜!!」

「美琴!おはよ〜」

なんでもない話をする私達

「そういえばぁ…」

「なに?」

何かを思い出したみたいに言う


「入学式の時!4組の出流君と図書室倉庫で何かあったんでしょ!?」

「え?いや…別に何も…」

「いやいや、絶対にあるでしょ!!」

どこからそんな自信が出てくるんだろう…

本人が否定してるのに…

確かに、本棚と本には埋もれたよ?

でも、出流とは別に言うほどの何かがあったわけじゃない

ただ…あの時の優しさが忘れられない…

「……ね……あや……あやね…」

「綾音!!」

「へっ!?」

「何、ボーッとしてんの?」

「アハハ…」

私達は毎日こういう会話をしてる


正直

楽しい!!


でも…