―――よし…


ここは逃げよう!


「じ…じゃあ私美琴と一緒に移動教室に行くから!」

私がそう言って学習倉庫室から出ようとした時



――――ギュッ


出流に後ろから抱き締められた


まるで…夏休みのプールの時みたいに…



「い…出流?……私美琴のところに………」


「嘘つけ……俺さっきのまだちゃんと聞いてないから、聞けるまで行かせねぇ」



――ドキッ////


止めてよ…


私アンタのこと今好きなんだよ?


こんなことされたら私…ドキドキして死にそうになる……