「どう……しまし…た…?」

不思議がっている

あ〜…まぁ確かにそこにいなかった(まぁ居たんだけどね)私が突然“大丈夫!?”って言いながら走って来たらそりゃ驚くよね


うーん…誤魔化すか…

「あ〜……えっと。黒羽さんが隼斗君の手引っ張って走ったからどうしたのかなぁ……って……」

なんか無理矢理になってしまった…

でも、二人はそんなことは思わずに

「「あぁ…なるほど…」」

ってハモった

本当に姉弟みたい

そして黒羽さんは理由を言うように

「隼斗がゲーム会社の人にスカウトされて困っていたから助けたのよ」


………うん。知ってる


でも誤魔化してるから

「そうなんですか!?隼斗君凄いよ!!」

そう言って褒めると

「確かに凄いかもしれないけど、隼斗は嫌がってたわ…だから私は助けた」