「あはは!でね?その時に……あ!」
綾音が俺に気づいた
「出流?どうしたのこんな所で」
綾音が近づく
そして後から美琴も…
美琴は綾音の後ろで親指を立て、ウィンクをした
きっと、写真を撮ってくれたんだと思う
俺はありがとうの意味を込めて微笑んだ
あ、決して俺は変態じゃない!
大切だからもう一度言うけど俺は変態じゃない!!
ただ、他の男が見てるんだから俺だって見たい!
………!!………俺は変態じゃないんだ………
もう自分の言ってる事が分からなくなって現実に戻る…
「出流…?」
どうやら顔に苦しんだ顔が出てたらしく心配してくれる綾音
「いや、なんでもない…」
優しいんだな…
「そう?なら良いんだけど…」
「ん。あ…そろそろ行かなきゃな…」
そう、担任に呼ばれてたんだ…
「そういえばさっき呼ばれてたけど何かしたの?」
「いや、学級委員の仕事とかだと思う」
「え!?じゃあ私も何かしなきゃかな?」


