大切なもの



「送ってくれてありがとう。それとごめんね?帰るの遅くしちゃって…」


「いいよ。俺もこっち方面だし?」


ニカリと笑うトモ。


…あ、またこの感覚。


胸が締め付けられる感じ…。


「あのさ、アドレス交換とか…いい?」


「…っも、もちろん!」


私はバックからスマホを取り出し、トモに預ける。


スマホについたキラキラ光る二コちゃんとチョコレートの


ストラップがぶつかり合い、カシャンと音を立てて揺れる。


「……よし、完了!メール送るからそっから俺のアドレス取ってくれ。じゃ、また明日な」


「…ばいばい」