大切なもの




「私もね、好きな人がいるの。


あっ、ちょっと聞いて?聞くだけでいいから」




あたしはコクリとうなずく。




「1年の中頃から…今の好きな人は変わってないの。




一途でしょ?」



礼菜は笑った。



…どこか、悲しそうだった。