五百蔵「じゃ、今日は帰るわ」
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清水「…このままだと、怒るより前に泣いちゃうんじゃ…」
吉良「泣かせるコーナーではありませんからね」
浮気「そこはなんとか大丈夫じゃないんですか、ほら」
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ゴト
五百蔵「あ、ごめん。落としちゃった」
中渡瀬「……」
五百蔵「あれ?また落としちゃった」
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吉良「今、情報が回ってきました…どうやら、彼女は少し癖のある性格をしているご様子」
浮気「うーん、でもこれ日常生活では基本、大丈夫な範囲なんですが…今の状況では…いい効果を発揮しそうです」
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ドサドサッ
五百蔵「ごめ~ん、落としちゃってさァ~」
中渡瀬「……」カチン
中渡瀬「いい加減にしてくださいっ!!」
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清水「うわっ、簡単に怒っちゃいましたね」
浮気「今までのやつ、いらなかったんじゃあ…」
吉良「それも、彼の演出なのか、それとも、前段階が必要なのかは…わかりません」
清水「本に異常な執着…ですか」
吉良「中渡瀬涼風さんの、唯一といっていいほどの特徴です。それ以外は顔が整っている女子Aってところですかね」
浮気「顔が整っているってだけで、大きなアドバンテージのような…」
吉良「…」
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中渡瀬「わざとに、本を落とすなんて…許せないっ!」
五百蔵「…」
中渡瀬「私のことはどう言っても…か、構いません……」
中渡瀬「で、でも…本だけは、大切に扱ってください…」
五百蔵「…で?」
中渡瀬「…えっ…」
五百蔵「で?」
中渡瀬「……」
バチーンッ
中渡瀬「…い、いい加減にしてくださいっ!」
中渡瀬「か、帰らせていただきますっ」
五百蔵「……」
ガラガラ
中渡瀬「…残念です…」
バタン
五百蔵「…適切な距離に戻したまでだ。問題ない。清水、ネタばらしはするなよ」
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清水「そうは言われましてもねぇ?」
吉良「ネタばらししないのはかわいそうすぎます」
浮気「それに…」
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