「…そうですよっ!お久しぶりです。お元気でしたか?」
「お前か…こんな回りくどいことしやがって」
「本当に久方ぶりだね」
なぜか先ほどまでの陰湿な空気とは打って変わって、急に和やかな空気になった。
「なにが…」「おきているんでしょう?」
だれかたのむから、説明が欲しい。私たちの脳内はクエスチョンマークでいっぱいだ。
「瑠理香さん…ですか?」
「…里沙さん…だよね?」
「そうですっ!お久しぶりですっ!うわー、懐かしいですっ!」
私たちはもうわけがわからず、廊下に飛び出した。
「説明」「してくださいっ!!!」


