relations


翌朝、私は重々しい体に鞭を入れ、学校に向かった。


学校はあまり好きじゃないけど、家で孤独に過ごすよりかはマシだ。…学校でも孤独なのは変わりないんだけど。


私の席は窓側の一番後ろの席。目立たないので重宝している。いつもここで読書をして、暇を持て余している。


始業のチャイムが響き渡り、クラスの馬…人たちが一斉に着席した。
先生は、うるさい新人教師。しかし、今日は元気がない。


よく考えてみると、今日のクラスの馬…人たちの様子もおかしかった。なにやら、そこらじゅうでひそひそ話。なにかあったのかな…まあ、私には関係ないけど。


別に関係ないなと判断し、私は読書に戻る。


…とした。


その思考を先生の一言が打ち破る。






「皆にお知らせがある。…礼堂が、川に落ちて…死んだ」


この一言で、私の世界は一変する。