「俺な…美和のこと好きなんだ…掛け合ってくれないか」 美和とは、私の親友の大平美和のこと。私は愕然としたものの、うなずいてしまった。 そこからは苦悩の日々だった。 会うたびに、美和のことを話す。別に私は問題ないと、話される前は思っていた。 …想像以上にキツかった。なんでか胸が締め付けられて、初めて京一から逃げたいと思うようになった。 そして、今日、言ってしまった。